顔

この花(ツツジ)、義母が入院中着ていたパジャマの柄に似てる。 『顔』 義父は十数年前に他界した。 義母は数年前に他界した。 夫は、数年前まで、義父にそっくりだった。 法事やらで、親戚が集まる席では、顔を合わせるたび、 「義父そっくり」だと言われていた。 私もそう感じていた。 義父の遺影は、義父ではなく、夫に見えた(いやいや、他界してほしくはないのだけど(^_^;)) 義母が他界してからというもの、時期的な偶然かどうかはわからないけど、 居間でうたたねする夫の顔が、義母にそっくりに見えるようになっていた。 義母の魂が宿った?って思うほど。 それからは、幾度となく、夫の寝顔が義母に見えた。 義母の甲高い声が、今にも聞こえてきそうなほど。 私を呼ぶ声。 「〇〇ちゃん!」 お義母さん、まだ覚えてるよ。 あなたの声。 ちなみに、義父と義母、顔は似ていない。 長年連れ添った夫婦の顔は似てくる・・・とはよく聞くけれど、 義父母の2人は似ていないと思う。 私の主観だけど。 ここ最近では、起きてる顔ですら、夫は義母に見えていた。 ねぇ? これって、お義母さんから何かしら私にメッセージなのかな。 たぶん、夫の顔、直視したらきっと義父の顔なはずなのよ。 なんで? なんで義母に見える? 夫、最近「激」がつくくらい太ったからかな?(^^;。 お義母さん。 わかってくれてたのかもしれないね。 あなたの命日が過ぎて、母の日がもうすぐ。 お墓参り行かなくちゃ・・・って思いながら行ってない私の想い。 お彼岸には、おはぎ作って 仏壇にお供えしよう・・・って思いながら、 行っていない私の想い。 だから、母の日には、何かしらお菓子か果物を仏壇にお供えしよう・・・ って思いながら、 行っていない私の想い。 思ってるだけの不言不実行。 夫を大事にしていない・・・って自覚したときは、なぜか夫ではなく 見えないあなたに謝っている私。 ひょっとしたら夫の顔は、 歳を重ねて父似から母似に移行してきているのかもしれないね。 わが子を見てても、最近顔の変化を感じる。 わが子が生まれた瞬間、義母そっくりの顔で泣いた。 あ、、、もちろん、義母...